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エクオールは本当に安全? ― 腸内細菌がつくる「エクオール」とその安全性をわかりやすく解説 ―

[2026.03.07]

エクオールとは?

エクオールは、大豆に含まれる「ダイゼイン」という成分を、腸内細菌が変換してつくる物質です。
女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きを持ち、更年期症状の緩和や骨・血管の健康との関連が注目されています。

ただし、誰でも体内で作れるわけではないのが特徴です。


エクオールをつくる“菌”は安全なの?

エクオールを作る代表的な菌のひとつが
ラクトコッカス・ガルビエ(Lactococcus garvieae)20-92株 です。

「菌」と聞くと少し不安になりますが、結論から言うと
👉 安全性はしっかり確認されています。


① 昔から食経験のある菌です

ラクトコッカス・ガルビエは、

  • イタリア・スペイン・エジプト・イランなどのチーズ

  • 世界各国の発酵食品

から検出されており、長年にわたり人が摂取してきた菌です。

また、
👉 閉経後女性の腸内からも検出(約36%)
されており、私たちの体内にもともと存在することが分かっています。


② 感染性や毒性は認められていません

詳しい安全性試験では、

  • ❌ 血液を溶かす作用なし

  • ❌ 人の細胞への毒性なし(食道・胃・腸・肝臓など)

  • ❌ マウス・魚類への感染性なし

  • ❌ 抗生物質(バンコマイシン)耐性なし

と、感染や健康被害につながる性質は認められていません


③ 世界中で研究・報告されています

エクオール産生菌は、

  • 日本

  • 韓国

  • ドイツ

  • 中国

など、世界各国の研究機関で分離・同定・研究されてきました。

特に、
ラクトコッカス20-92株(日本) は、
エクオール産生能と安全性の両面から注目されている菌です。


④ どのようにエクオールが作られるの?

仕組みはとてもシンプルです。

  1. 大豆胚芽に含まれる「ダイゼイン」

  2. それを
    👉 乳酸菌(ラクトコッカス20-92)で発酵

  3. エクオールに変換

この過程では、
✔ 大豆胚芽の栄養成分はそのまま
✔ 発酵によって吸収しやすく
なるのが特徴です。


まとめ:エクオール産生菌は安心して摂取できる?

✔ 世界中で食経験のある菌
✔ ヒト・動物での安全性試験をクリア
✔ 感染性・毒性なし
✔ 医学・栄養学的な研究実績が豊富

👉 エクオール産生菌は、科学的にも安全性が確認された存在です。


当院からのひとこと

更年期症状、骨粗鬆症、血管の健康などに関心のある方にとって、
**エクオールは「選択肢のひとつ」**になり得ます。

「自分はエクオールを作れる体質なの?」
「サプリや食品はどう選べばいい?」

気になる方は、診察時にお気軽にご相談ください。

 

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