エストロゲンが減るほど、骨は弱くなります
〜この2つのグラフが示す、はっきりした関係〜
「閉経後は骨粗鬆症に注意が必要」
よく聞く言葉ですが、なぜそう言われるのかを
この図はとても分かりやすく教えてくれます。
この研究は何を調べたの?
この図は、
閉経後の日本人女性38名を対象に、
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腰椎(L2〜L4)の骨密度
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閉経からの年数
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血中エストロゲン(エストラジオール)濃度
を調べた結果です。
左のグラフ:閉経から時間がたつほど骨密度は下がる
左のグラフは、
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横軸:閉経してから何年たったか
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縦軸:骨密度
を表しています。
このグラフから分かることは、
🔴 閉経後の年数が長いほど、骨密度は低くなる
という、はっきりした傾向です。
つまり、
👉 閉経後、時間がたつにつれて
👉 骨は少しずつ確実に弱くなっていく
ということが、数字として示されています。
右のグラフ:エストロゲンが多い人ほど骨密度が高い
右のグラフは、
-
横軸:血液中のエストロゲン量
-
縦軸:骨密度
を表しています。
こちらでは、
🔴 エストロゲンが多い人ほど、骨密度が高い
という関係が見られます。
つまり、
👉 骨の強さは
👉 年齢そのものよりも
👉 エストロゲンの量と深く関係している
ということです。
骨は「女性ホルモンに守られている」
エストロゲンには、
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骨が壊れすぎるのを抑える
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骨の代謝バランスを整える
という重要な役割があります。
閉経によってエストロゲンが減ると、
✔ 骨が壊れるスピードが速くなる
✔ 骨を作る力が追いつかなくなる
その結果、
👉 骨密度が低下してしまうのです。
骨粗鬆症は、気づかないうちに進みます
この研究で怖いのは、
❌ 特別な症状がなくても
❌ 日常生活を普通に送れていても
骨密度は静かに下がっていくという点です。
そのため、
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転んだだけで骨折
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いつの間にか背骨がつぶれていた
といったことが起こります。
だから「閉経後の骨対策」が大切
この2つのグラフが教えてくれるのは、
👉 閉経後は、骨のケアを意識する必要がある
👉 年齢ではなく、ホルモン変化が鍵
ということです。
この時期に、
✔ 骨密度を測る
✔ 運動習慣を見直す
✔ 栄養(カルシウム・ビタミンDなど)を整える
ことが、将来の骨折予防につながります。
エクオールが注目される理由
閉経後、エストロゲンは自然に減っていきます。
完全に元に戻すことはできません。
そこで注目されているのが、
👉 エストロゲン様作用をもつエクオールです。
エクオールは、
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骨に多いβ受容体に作用
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強すぎず、やさしく働く
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長期的に取り入れやすい
という特徴があり、
閉経後の骨代謝を支える存在として研究されています。
まとめ
✔ 閉経後、年数とともに骨密度は低下する
✔ エストロゲン量が多い人ほど骨密度は高い
✔ 骨の強さは女性ホルモンと深く関係
✔ 骨粗鬆症は自覚症状なく進行する
✔ 早めのチェックと対策が重要
当院では、
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骨密度検査
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更年期以降の骨・関節の相談
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運動療法・生活指導
を通して、将来の骨折予防をサポートしています。
「症状がない今」こそ、
骨の状態を知る良いタイミングです。
