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運動器エコー検査・ハイドロリリース

運動器エコー検査

「レントゲンで異常がないので様子をみましょう」「湿布だけ出しておきます」と言われたことはありませんか?レントゲンは骨の病変に関しては非常に有用ですが、軟部組織については弱点とされています。臨床の現場では骨以外に病変がある場合もとても多いのです。

 運動器エコー(超音波診断装置)の特徴

1.リアルタイム診断: 超音波はリアルタイムで画像を提供するため、即座に診断が可能です。これにより、迅速な治療計画の立案が可能になります。

2.非侵襲的: 超音波は放射線を使用しないため、患者に対する負担が少なく、安全性が高いです。

3.動的評価: 患者が動いている状態での評価が可能です。これにより、特定の動作や姿勢での問題を詳細に観察できます。

4.コスト効率: MRIやCTスキャンに比べてコストが低いのが特徴です。

5.ガイド下治療: ハイドロリリースのような治療法を行う際に、正確な針の位置を確認しながら施術できるため、治療の精度が向上します。

6.多用途: 筋肉、腱、靭帯、関節など、さまざまな運動器の構造を評価できるため、幅広い診療に対応できます。

 

ハイドロリリースとは

ハイドロリリース(筋膜リリース)とは、エコー(超音波)で筋膜や周辺の組織を確認しながら、筋膜や神経周囲などに薬液(微量の麻酔薬を含む生理食塩水)を注射して、癒着を剥離(リリース)し、可動性の悪くなった筋膜や末梢神経の癒着をはがすことで痛みや痺れを軽減する治療法です。

エコーで確認しながら原因となる筋膜へピンポイントで直接薬液を注入しますので、非常に安全性の高い治療です。また含まれている麻酔薬も微量ですので、繰り返し受けていただくことが可能です。

適応:

・頚部痛、寝違え、むちうち

・肩こり、五十肩

・腰痛、背部痛

・手や足の痺れ

肩こりに対するハイドロリリース

僧帽筋と肩甲挙筋の筋肉の間にある筋膜の固さ、副神経などの癒着などが肩こりの原因になりやすいといわれています。そこにエコーガイド下で注射しハイドロリリースし、肩こりの改善を目指します。

 

肩関節に対する注射

・肩には肩峰下滑液包( SAB)という小さなの袋があります。ここが炎症を起こすことが多く、エコーを使用して、正確に注入を行うようにしています。

・石灰沈着性腱板炎ではエコーガイド下に石灰の吸引除去、ステロイド剤注入などを行います。

・腱板断裂もエコーで診断し、必要に応じて注射を行います。
・肩後方の痛みがある方においては、エコーガイド下でQLSへ注射を行います。
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