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腰痛外来

腰痛の原因は様々です。原因がなかなか同定できないケースもあります。問診・診察・画像診断そして治療の反応を見ながら診断していく場合もあります。
画像診断としてはレントゲン・MRIなどを行っていきます。

腰痛の原因

  • いわゆるぎっくり腰
  • 筋筋膜性腰痛
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎変形性脊椎症
  • 仙腸関節の炎症
  • 尿管結石
  • 便秘
  • 月経痛
  • 圧迫骨折など
  • 骨粗鬆症によるもの
  • 関節の痛み・炎症
  • 不安定性に起因するもの 他

病態によって、内服・外用・リハビリ・コルセット・注射など行っていきます。
ブロックや手術が必要な場合は、専門の医療機関を紹介致します。
手術を行わない保存療法で良くなるケースも多く、特に長引いた腰痛については、内服とリハビリの組み合わせが非常に効果的な場合が多いです。

腰痛でお困りの際は、ご相談ください。

診断にMRIやCT必要な場合は、提携医療機関へ紹介させていただきます。
予約状況や時間帯によりますが、当日検査・日曜祝日検査も可能です。
※当院にはMRI設備ありません※

腰椎椎間板ヘルニア

ヘルニアの程度・部位などを確認し適切な診断治療を行います。

腰椎分離症

10~15歳ころから生じますが、青少年から高齢者まで腰痛や下肢痛・しびれが出たりします。
MRIにて早期診断・治療が重要です。
コルセット・リハビリなど行いスポーツ復帰を目指します。
治癒の確認にはCTが有用となります。

※最近はMRIでもCTに似たような画像を作成できます。
被曝のないMRIで診断・フォローアップ可能です。

腰椎分離症 MRI骨イメージについて

腰椎分離症の検査は、 MRI,CT両方の検査が一般的ですが、X線被曝を伴わない、MRI のみで検査が出来る事は、有用性があります。
このMRI骨イメージは、多くの医療機関では、まだ検査が出来ない撮影方法の為、提携先と連携してMRI検査行います。

腰椎圧迫骨折

長時間の歩行が困難となり休み休みでないと歩けなくなってしまいます。
MRIによる診断が必要です。

仙腸関節由来の痛み

仙腸関節由来の痛みの腰痛に占める頻度は約 10%で,若年者から高齢者までの男女に発症する.MRI,CT で特異的な画像所見が得られず見逃される例が多い.その自覚疼痛部位は仙腸関節裂隙の外縁部を中心とした腰殿部が多く,鼡径部の痛みも特徴的である.多くの例で dermatome に一致しない下肢の痺れや痛みを伴う.また圧痛が上後腸骨棘およびその周辺,仙結節靱帯,腸骨筋部で多くみられる.患者自身に疼痛の最も強い部位を 1 本指でささせる one finger test で上後腸骨棘およびその腸骨側の近傍がこの痛みに特異的な指さし部位である.仙腸関節由来の疼痛の診断は自覚疼痛部位,仙腸関節への疼痛誘発テストを参考に仙腸関節ブロックの効果で決定する.治療は骨盤ゴムベルトの装着や仙腸関節ブロックの保存療法が効果的であるが,これらの保存療法に抵抗し,日常生活や就労に著しい障害を伴う例には仙腸関節固定術が有効である.

※仙腸関節由来の痛みは、腰痛の約10パーセントを占めるにもかかわらず、日常診療においては見逃されることも多いかと思います。
仙腸関節ブロックは、治療のみならず、効果があるかどうかで、診断にもなります。ブロックやリハビリが非常に効果的です。

引用文献

日本腰痛会誌,13(1): 40 - 47, 2007
特別企画●腰痛の病態解明
仙腸関節由来の腰痛
村上 栄一
図は以下文献より引用:
村上栄一,菅野晴夫,奥野洋史ほか.仙腸関 節性腰殿部痛の診断と治療.MB Orthop. 2005; 18: 77-83.

 

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