看護師ブログ Part2 ~骨密度検査編~
こんにちは。
看護師の田代です。
先日の寒さから一転、暖かな陽ざしが差し込む季節になりました。ただ、季節の変わり目で体調を崩される方が多いです。
無理せずゆっくりと春を迎えたいですね🌸
さて、本日のブログは骨密度検査について。
当院で実施している骨密度検査には以下のようなものがあります。
①DEXA(デキサ)法で骨密度を調べる。
DEXA法(デキサ法、Dual Energy X-ray Absorptiometry)は、骨密度を測定するための最も信頼性の高い方法の一つです。
これは、低量のX線を利用して、骨のカルシウムやミネラルの密度を測定する技術です🦴
-
対象部位: 主に腰椎(腰の骨)や大腿骨(太ももの骨)の測定を行います。これらは骨粗しょう症による骨折のリスクが高い部位です。
-
安全性: X線を使用しますが、放射線量は非常に少ないため、人体への影響は極めて少ないとされています。
-
迅速性: 検査自体は短時間で済み、痛みを伴いません。
②レントゲンで背骨の「いつの間にか骨折」がないか調べる。
「いつの間にか骨折(椎体圧迫骨折)」の有無をレントゲンで調べます。
「いつの間にか骨折」とは、明確な外傷や強い痛みを感じることなく、気付かないうちに起こる骨折を指します。
若いころから身長が2-4cm縮んでいる人は要注意です。
※女優の桃井かおりさんが以前CMでもやっていました📺
③ ①②の結果を受け必要であれば血液検査を実施。
血液検査では骨代謝マーカー(骨が作られる過程と壊れる過程のバランス)を見たり、カルシウムの吸収を
助けるビタミンDの値を測定します。
骨代謝マーカーに関しては、もう少し詳しくお話しできたらと思いますので、また改めて投稿させていただきますね📝
以上①~③の検査を当院では行っております。
大半が健康保険適応になりますので、ぜひ気軽に検査を受けていただきたいです。
次回はいよいよ骨粗鬆症の治療に関して投稿予定です。
よりよい情報を皆様に提供できるよう頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします☺