メニュー

小児整形外科

[2024.10.08]
おはようございます。本日は小児整形外科についてお話ししたいと思います。
お子さんの成長と健康をサポートする小児整形外科とは?

 小児整形外科とは

小児整形外科は、子どもの骨や筋肉、関節に関する問題を専門的に治療する分野です。子どもたちは成長期に特有の発育や骨の成長に関する問題を抱えやすいため、専門の医師による診察と治療が重要です。

よく見られる症状や疾患

成長痛

成長期の子どもがよく経験する痛みで、特に夜間に膝や脚が痛むことがあります。成長痛は一時的なものが多いですが、気になる場合は医師に相談しましょう。

側弯症

背骨が横に曲がる病気で、早期発見が非常に重要です。学校での健康診断や家庭での観察を通じて、背骨の異常を早めに見つけることが大切です。

先天性股関節脱臼

生まれつき股関節が脱臼している状態で、早期の治療が必要です。赤ちゃんの股関節の異常に気付いたら、すぐに医師に相談しましょう。

足の変形

扁平足や足底筋膜炎など、歩行に影響を与える問題です。適切な靴の選び方や理学療法によるサポートが効果的です。

単純性股関節炎

特に3歳から16歳の男の子に多く見られる病気で、急に股関節や足が痛くなり、歩くのが難しくなることが特徴です。原因ははっきりしていませんが、ウイルス感染や外傷が関与している可能性があります。通常は1〜2週間で自然に治ることが多いですが、痛みが続く場合は医師の診察を受けることが重要です。

肘内障

肘の関節の「亜脱臼」の状態で片腕をだらんとしたまま痛がって動かさなくなる症状が見られます。1~5才くらい、特に1~3才の幼児に多く起こります。この状態は自然に戻ることもありますが、多くは治療が必要となります。

治療法とリハビリテーション

薬物療法

痛みや炎症を和らげるための薬が処方されます。特に痛みが強い場合には、医師の指示に従って薬を服用することが大切です。

物理療法

理学療法士が行うリハビリテーションにより、筋力や柔軟性を向上させることができます。継続的なリハビリテーションが必要な場合も多いので、家庭でも取り組める運動を教えてもらいましょう。

手術

必要に応じて手術が行われることもありますが、小児整形外科ではできるだけ手術を避ける方法を模索します。手術が必要な場合は、しっかりと医師と相談し、納得した上で決定することが大切です。

お子さんの健康を守るために

早期発見と治療の重要性

お子さんの成長と健康をサポートするためには、早期発見と適切な治療が不可欠です。少しでも異常を感じたら、すぐに専門医に相談することが大切です。

定期的な健康診断

学校や家庭での定期的な健康診断を通じて、早期に問題を発見し、適切な対策を講じることができます。健康診断では、身長や体重、背骨のチェックなどを行います。

当院はキッズスペースも用意しております。お気軽に受診してくださいね。

次回は、ひざについてブログ書きますね。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME