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変形性膝関節症

変形性膝関節症とは

 

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じて痛みなどが起こる病気です。
問診や診察、特に触診で膝関節内側の圧痛、動きの制限、腫れ、変形、関節の不安定などを調べX線撮影や超音波エコー検査を行い診断します。
必要によりMRIなどの検査もします。
炎症所見が強く、関節穿刺で関節液が濁っているときは偽痛風や関節リウマチ、化膿性膝関節炎などの合併を確認するために血液検査をすることもあります。

当院では、以下のアプローチを行なっております。

レントゲン
MRI

時間帯や予約状況にもよりますが当日・土日祝日検査も可能です。(提携医療機関にて行います。)

MRI詳細はこちら

投薬

現在、慢性化した痛みに対し非常に効果の期待できる内服薬が保険適応となり、投薬バリエーションの幅が広がって参りました。
適切かつ、副作用を勘案し、投薬は、極力短い期間で行うことが重要です。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は、もともと体内(目や皮膚、関節など)に含まれている成分です。
ヒアルロン酸は、その優れた保水力で注目を集めており、身近なものでは、化粧品や健康食品などに使用されています。
また医薬品の原料としても使用されています。

膝や肩の痛みに使う関節内注射薬や目薬などに、純度の高いヒアルロン酸が使用されています。
医薬品では保水力の持つさまざまな特性が活かされています。

ヒアルロン酸の効果

  • 関節の痛みを抑える
  • 炎症を抑える
  • 関節の動きを良くする
  • 軟骨の摩耗を抑える

週1回3~5回、もしくは4週に1回注射を行います。

2021.5に発売された、ジクロフェナクとヒアルロン酸を化学結合させた注射剤の関節内投与も行っております。
ジクロフェナクは炎症をしずめたり痛みをとったりするお薬です。
ヒアルロン酸は関節内に含まれる成分で、関節の動きをスムーズにする潤滑油のような働きをしています。
関節内に注射すると、関節内でジクロフェナクによる抗炎症作用とヒアルロン酸による潤滑作用、両方が得られます。
また、ジクロフェナクは徐放されるため、効果の持続も期待できます。

4週間に1回の投与間隔で注射します。投与頻度が少ないため、 患者さんの負担が軽減される製剤です。
また、消炎鎮痛剤内服は長期投与によって消化器障害、腎機能障害、肝機能障害が懸念されますが、この薬剤は関節内の局所に作用するため、副作用の心配も減ります。

※現在本薬剤は、アレルギー症状を起こす例があり適応は慎重に行っております。

リハビリ

理学療法士が個別リハビリを行います。

日常生活の注意点

  • ふとももの前の筋肉を強化する。
  • 肥満であれば減量する。
  • 正座をさける。
  • 膝を冷やさない。クーラーなどに注意する。
  • 様式トイレを使用する。
  • 急に痛むときは冷やすが、慢性化したら温めて血行を良くする。

装具・インソール

膝サポーター・インソールが有効な場合があります。

装具外来

手術

最小侵襲手術が可能な医療機関を紹介致します。
連携してリハビリなど行います。

 

 

 

 

PRP療法

ヒアルロン酸注射・リハビリで症状が治らない場合、手術を回避したい場合などに、再生医療PRPを検討します。

ご自身の血液を用いるためアレルギーの懸念がなく安全な方法です。炎症を鎮めて痛みをとっていきます。さらにはキズを修復する作用も期待できます。

当院では、PRPとPDF-FDの2つの治療を行っております。状態によりより良い方法を提案させていただきます。

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