看護師ブログ 腱鞘炎の手術について
🖐️【看護師ブログ】腱鞘炎の手術ってどんなことをするの?
こんにちは!
井土ヶ谷整形外科リハビリクリニック、看護師の田代です☺️
今回は、患者さんからよくいただくご質問、「腱鞘炎の手術ってどんなもの?」についてご紹介します。
手首や指が痛くてつらい…。そんな腱鞘炎、保存治療(注射や装具)で良くならないときは、手術という選択肢があります。
でも「手術ってこわい…」と思っていませんか?
実は、腱鞘炎の手術は日帰りでできる、とてもシンプルな治療なんです!
最近、手術介助に入る機会があるのですが、手術って本当にあっという間に終わってしまうんです。
術者の先生方の手際の良さに、毎回感動してしまいます。
そして何よりも驚くのは、
これまで教科書やイラスト、画像でしか見たことがなかった「解剖図」の世界が、
実際に自分の目の前にリアルなかたちで広がっていること。
「ああ、これがあの腱鞘か…」「この位置関係、図で見た通りだ!」なんて、
実感を伴いながら学べる貴重な時間です。
🔍 腱鞘炎とは?
腱鞘炎は、筋肉と骨をつなぐ「腱(けん)」が通るトンネル(=腱鞘)で炎症が起きて、腱の動きがスムーズでなくなる状態です。
✔️ 指がカクカクする「ばね指(弾発指)」
✔️ 手首の親指側が痛む「ド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」
などが代表的です。
当院でも育児中の方や、手作業が多い方、更年期以降の女性を中心に、多くの方が来院されています。
✂️ 腱鞘炎の手術ってなにをするの?
腱鞘炎の手術は、炎症を起こして
狭くなった腱鞘を少し切開して広げることで、腱の動きをスムーズにするものです。
📝 手術の特徴
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局所麻酔での日帰り手術
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所要時間は 10〜20分程度
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術後すぐに症状が改善する方も!
🏥 当院での対応は?
当院ではまず、注射やリハビリなどの保存療法をしっかり行いますが、症状が改善しない場合には手術を行っています。
💡 当院では院長(整形外科専門医)が毎週金曜日に腱鞘炎の手術を担当しています!
術前の診察や説明も丁寧に行い、安心して治療に臨めるようサポートしています。
術後の包帯管理やリハビリ、フォローアップも、クリニックで一貫して対応しますのでご安心ください😊
💬 最後に
「手術」と聞くと不安に
なるかもしれませんが、腱鞘炎の手術は小さな切開で済む負担の少ない処置です。
放っておくと関節の動きが悪くなってしまうこともあるので、早めの受診が大切です。
気になる症状があれば、ぜひご相談くださいね🌸
私たち看護師も、いつでもお話をお聞きします。
PS.以下の画像は、院長の右中指のエコー画像です。だいぶ腱鞘が肥厚してますね。手術を担当している院長も実は腱鞘炎なのです。経過については、またご報告しますね。