看護師ブログ Part.5 ~メノポハンドと女性の健康~
こんにちは。
看護師の田代です。
4/10・4/11に横浜みなとみらいで手外科学会が行われ、手外科専門医である原院長も参加しました。
今回のテーマは「メノポハンド」
メノポハンドはNHKの朝イチやめざまし8でも取り上げられる程今HOTな話題です🔥
今回のブログでは、そのメノポハンドについて少しお話できたらと思います✍
最近、こんなことはありませんか?
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朝、手がこわばって動かしづらい
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指の関節が腫れてきた
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曲げ伸ばしのたびに痛みを感じる
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物をつかむときに違和感がある
こうした症状、実は女性ホルモンの変化が影響していることが多く、日本手外科学会では更年期の手の不調を「メノポーズ(更年期)」と「ハンド」を組み合わせた「メノポハンド」と呼んでいます。
女性に多い、手のトラブル
メノポハンドは更年期、産後、授乳中などホルモンバランスが崩れることで症状が現れることが多く、ちょっとした手の不調から下記にあるような疾患も対象になります。
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へバーデン結節
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ブシャール結節
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ばね指(腱鞘炎)
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手根管症候群
- CM関節症 など
今、できること
日々、患者様のお話を伺う中で「手が痛いけど、年のせいだから仕方がないですよね」と言われることがとても多いと感じます。
しかしそんなことはありません!!
放っておくと、将来、関節の変形や動かしにくさにつながることもありますので、
早期に対処することが大切です。
当院では以下のような治療を行っています。
・消炎鎮痛薬の処方
・慢性疼痛の薬によるコントロール
・注射(ステロイド・再生医療)
・テーピング・サポーター固定
・サプリメント(エクオール)の処方
・リハビリ・物理療法(超音波) など
手の痛みや不便は、日々の生活に大きな影響を与えます。
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ボタンがかけづらい
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スマホを持つのがつらい
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箸がうまく使えない
そんな「ちょっとしたこと」が積み重なると、心まで沈んでしまうこともあります。
でも、今ならできることがたくさんあります!
「この程度のことで病院に行っていいのかな?」
「どうせ年のせいって言われるだけでしょ?」
そんなふうに思わずに、気軽に声をかけてください。
治療やリハビリで、少しでも痛みが軽くなり、
「また自由に手が使えるようになった!」
そんな笑顔が戻りイキイキと暮らせるよう、私たち看護師も全力でサポートします😊